保育士だった私がベンチャー企業に入社して採用の仕事を始めるまでの話

大事なお子さんと、ご家族の方よりも長く過ごす仕事

夢は、いつしか保育園の先生だった

私の小さい頃からの夢は“保育士”になることでした。

保育園に通っていたころから、 自分よりも小さな子の面倒を見ることが好きで、担任の先生に憧れを持っていました。「将来の夢は?」と聞かれると、 いつしか自然と「保育園の先生」と答えるようになっていました。

そして短期大学の保育科を卒業後、東京にある某・保育法人に入社。5年間保育士として働きました。

「一日4時間、寝れたらいい」と、毎日を過ごしていた

保育士というと、 「大変そう」「忙しい割に給料が低い」「モンスターペアレント対応は?」 などなど、ネガティブな意見も多いと思います。

・・・実際にそのような面もあります(笑)。それでも当時の私は不思議と「辞めたい」と思うことはありませんでした。

保育方針や内容等などは、各法人、保育園によりけり。それに合わせて、保育士の仕事内容や仕事の量が変わってきます。

ほとんどの保育士さんはきっと、目まぐるしい毎日を過ごしているのではないでしょうか。仕事に追われ、気づけば一日、一週間、あっという間に一カ月が過ぎて、自分のプライベートの時間もほぼない…。というような。

私も仕事を始めた 1年目の頃は、日々の保育や仕事をこなすのに精いっぱい 。帰宅後も書類まわりの仕事をしなければなりませんでした。

「一日4時間寝ることができればいいかな」と思いながら、“不安で寝て、不安で起きる”、そんな毎日を過ごしていました。今思うと本当にギリギリの精神状態だったと思います(笑)

大変な仕事、責任のある役割だからこそ、学べたこと

ただ、その辛い時期があったからこそ、2年目以降、自分で考え行動できるようになったと思います。

先ほど、世間のイメージはネガティブな意見もあると書きました。実際、保育現場には改善しなければならない点は多々あります。

私はその「大変さ」の中から、「やりがい」や「責任感」、「人とのつながりの大切さ」、「心の豊かさ」など本当にたくさんのことを学び経験しました。

一週間のうち、保護者の大事なお子さんを、そのご家族の方たちよりも長く一緒に過ごす保育園・保育士の役割は、とても重要かつ責任が大いにあるものです。

だからこそ、保育の専門性をより深めるための勉強にも励んでこられたのだと思います。

期限付きオフィスワーク、海外ワーホリ、ホテルスタッフを経験

まず、オーストラリアに行くことを決意

保育のプロフェッショナルとして勉強することはまだまだたくさんありました。むしろ勉強すればするほど奥が深い世界…。

そんな世界で5年間必死に働いた上で、次第と「私は今のままでいいんだろうか」「今しかできないことはなんだろう」と自分自身で考え、 見つめなおすことにフォーカスするようになりました。

もともと好奇心旺盛な性格の私は、海外への興味や憧れが強くなり、ワーキングホリデーでオーストラリアに行くことを決意しました。

1年間だけ派遣で採用アシスタントを経験

さらに、 渡豪する前に、「保育士以外の仕事も経験してみたい! 」と思い、保育士退職後の1年間は企業で働いてみました。

1年と決めていたので、働く期間を決めやすい派遣社員として、某不動産会社の管理部で人事アシスタントの仕事を経験。

会社説明会の準備、資料準備、面接日程調整、人材会社とのやりとりなどに携わりました。 採用のスピード感に必死に慣れようとバタバタと忙しく過ごしていたのを覚えています。

海外での経験を通して、新たな自分にも出会う

翌年は、予定通りにオーストラリアへ渡豪。

ワーホリ期間中は、 語学学校やJ-shine(日本人の子どもに英語を教えることができる資格) コース に通ったり、日本食レストランやオーストラリア人の家庭でオーペア(住み込みのベビーシッターのようなお仕事)をして働いたりして過ごしました。

そしてVISAが切れる前に、 オーストラリア国内とニュージーランド国内を旅行して日本に帰国しました。

本当に濃い一年間でした。本当に行ってよかったです。

新たな刺激、風景、環境、人、価値観、文化などなど、今まで知らなかったことをたくさん見て触れて、関わり、新たな自分にも出会えたのですから。

”わくわく感”のあったベンチャー企業へ

人と組織を発展させる仕事で、一人目の社員へ

帰国後は英語を使った仕事をしたいと思い、派遣社員として日本国内でホテルの仕事を1年間従事しました。

そして、これからの人生をふと考えたときに、思いました。「何か自分にプラスαが欲しいな、自分が今まで経験してきたことを、もっと生かしたいな」と。

すぐに転職活動を開始し、現在の会社に出会い、入社する運びとなりました。

企業の採用を支援して、人と組織の発展を支える仕事。・・・未経験のため、不安は多くありました。でも「案ずるは生むが易し」。考えるよりもまずは行動!

未経験からいろいろなことを勉強できるという“わくわく感”があったのも事実です。このタイミングでの出会いにもご縁を感じ、入社を決意しました。

また、未経験だった私を、事業拡大のため一人目の社員として選んでくださり(本当はありえない話なのですが)、一緒に働きたいとおっしゃってくださった代表の言葉は今でも忘れません。

早く仕事を覚え、慣れ、こなしていけるよう、この一年目は修行だと思って日々精進していきたいです。

私が社会人になって今に至るまでの8年間を書かせていただきました。



保育士1年目の時に、まさか今の私がここにいるなんて想像もできないことです。

ただし、「物事はなるべくして成っている」と思います。今の自分があるのは、今まで私が通ってきた道や、人、環境のおかげであり、立っていられているのだと思っています。 日々感謝を忘れずに、そして意欲を忘れずに、令和2年も健康に過ごしていきたいです!

ちなみに初詣でひいたおみくじは大吉で、とても気持ちよく新年を迎えました!
精進します!

どうぞよろしくお願いいたします!